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第2次安倍内閣ネット選挙力リサーチ Vol.16

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第2次安倍内閣ネット選挙力リサーチ Vol.16

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防衛大臣と副大臣・政務官
第2次安倍内閣を紹介する連載16回目は、防衛省を取り上げる。

森本前防衛大臣就任時は、初の民間出身大臣で、自衛隊出身、安全保障・防衛の専門家として話題となったが、今回の防衛大臣は、防衛関係出身者ではなく、就任時の報道は他の閣僚と比べて大きな扱いではなかった。しかし、最近の情勢もあって、閣僚の中でもメディア露出度の高い大臣となっている。

小野寺五典
では、防衛大臣と副大臣・政務官の4氏のインターネットにおける発信力をレポートしよう。

防衛大臣 小野寺五典氏のネット発信
自民党の小野寺五典(おのでらいつのり)氏は、1960年生まれで、宮城6区選出の衆議院議員(5期)。宮城県気仙沼出身で、松下政経塾修了生。1997年の宮城県補欠選挙にて当選し、衆議院議員となるが、公職選挙法違反により辞任、2000年から3年間は公民権停止を受けた。

議員辞職後は、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究所客員研究員を務め、2003年に議員に復帰。第三次小泉内閣の外務大臣政務官、第一次安倍内閣・福田内閣において外務副大臣を務め、今回が初入閣である。

小野寺氏のネットでの発信は公式サイトとツイッターがある。

小野寺五典
公式サイトは、コンテンツとして「活動報告」「政策」「経歴」がある程度でシンプルな作りである。その中で、活動報告はブログのような感覚で、写真とコメントを添える形で、週2〜3回程度更新されていた。

しかし、大臣就任以降は多忙のためとは思うが、更新がかなり滞っており、今年に入っては4記事しかないのは淋しい状況だ。

ただし、ツイッターも利用しており、こちらは定期的なツイートがある。活動報告がやや事務的なものであるのに対し、ツイートは140文字以内ながら、日々の活動に加えてメッセージ性が出ているので、興味深く読むことができるだろう。

外交に強いとされていた小野寺氏の防衛大臣就任には安倍政権の主義主張があると考えられているが、本人は12月26日の大臣認証式後のツイートで「それにしても、私も驚いています」とつぶやいている。

防衛副大臣 江渡聡徳氏のネット発信
自民党の江渡聡徳(えとあきのり)氏は、1955年生まれで、青森2区選出の衆議院議員(5期)。1996年の衆議院選挙に初出馬・初当選し、安倍改造内閣では防衛副大臣を務めている。

江渡氏のネットでの発信は、公式サイトがある。

小野寺五典
公式サイトの主なコンテンツは、「活動報告」と「江渡あきのりの知って欲しい事」の二本。活動報告は週1回ペースで、写真と活動内容の報告、感想などをつづっており、文章に好感を持つ人も多いのではないだろうか。

一方の「知って欲しい事」は、コラムのような感覚で書かれているようで、時事問題や政治的課題などの情報発信と意見が述べられている。ただし、各記事に日付の記載がないため、情報として片手落ちの感も否めない。

防衛大臣政務官 左藤章氏のネット発信
自民党の左藤章(さとうあきら)氏は、1951年生まれで、大阪2区選出の衆議院議員(3期)。法務大臣・郵政大臣などを歴任した佐藤恵・元衆議院議員の娘婿となり、秘書官を務めた。

政治家への転身は1996年、衆議院選挙に新進党から初出馬するも落選、その後義父の政界引退に伴い、2000年の選挙において地盤を引き継ぎ、自民党から出馬、初当選している。

左藤氏のネットでの発信は、公式サイトとフェイスブック、ツイッターがある。

小野寺五典
公式サイトは基本情報の他、活動報告とコラムが用意されている。しかし活動報告は、写真アルバムのような感覚で月1回程度と更新は多くはない。

一方、コラムの更新も少ないものの、テーマを設けて自身の主張を掲載しており、注目に値する内容だ。ちなみに、最新の記事は2月2日の「インターネット選挙について」。

サイトの方は更新頻度で考えれば積極的とは言えないが、その分ツイッターにおいて日々の活動報告を写真なども加えてツイートしている。2月はすでに10ツイート以上つぶやいており、最近では中国関連のツイートも見られる。

また、フェイスブックもあるが、ツイッターからの転載が中心であるため、ここでは割愛する。

防衛大臣政務官 佐藤正久氏のネット発信
自民党の佐藤正久(さとうまさひさ)氏は、1960年生まれで、比例選出の参議院議員(1期)。元陸上自衛官であり、ゴラン高原やイラク人道復興支援に初代派遣部隊隊長を務めた「ヒゲの隊長」としても知られている。ちなみに、退官時の階級は、1等陸佐。

2007年の参議院議員選挙において初出馬・初当選し、政治家に転身している。

佐藤氏のネットでの発信は、公式サイトとブログ、ツイッターがある。

小野寺五典
公式サイトは、基本情報の他は、ブログやツイッターの更新情報が中心となるため、ネットにおける発信の中心は、週に数回のブログと毎日のツイッターである。

ブログは活動報告、政治的課題・時事問題に対する提言といったところ。記事の中には、骨太な内容も多く、読み応えがある。特に専門である防衛関係の報告・解説が興味深い。また、一般からのコメントも多く寄せられており、意見を書き込む人が多いのにも驚かされる。

一方、ツイッターも140文字ぎりぎりを使ったツイートが目立ち、メッセージ性が強い。毎日複数回のツイートに加え、フォロワー数も8万人以上いることから、発信力が期待できる。欲を言えば、フォロワーとのコミュニケーションがあると、さらに興味が増すだろう。

ちなみに、著作も多数あるが、近著には、2012年に上梓した「守るべき人がいる」(ワニブックス)がある。

(ライター 大久保ゆか)

外部リンク

小野寺五典 公式ウェブサイト
http://www.itsunori.com/
小野寺五典(ツイッター)
https://twitter.com/itsunori510

江渡あきのり(公式サイト)
http://eto-akinori.jp/

左藤章 公式ウェブサイト
http://www.akira310.com/
左藤章(フェイスブック)
http://www.facebook.com/jimusyo.satoakira
左藤章事務所(ツイッター)
https://twitter.com/310akirasato

佐藤正久(公式サイト)
http://www.hige-sato.jp/
佐藤正久オフィシャルブログ“守るべき人がいる”
http://ameblo.jp/satomasahisa/
佐藤正久(ツイッター)
https://jp.twitter.com/SatoMasahisa

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