世論調査ではマドゥロ氏がリード
南米ベネズエラで、ウゴ・チャベス大統領の死去に伴う公式選挙戦が始まった。大統領選は14日に行われる。
与党候補者のニコラス・マドゥロ暫定大統領は、貧困層に人気があったチャベス大統領への同情票を集める戦術を展開しており、野党側は職権乱用の「英雄キャンペーン」と非難している。
マドゥロ氏は元バス運転手で労働組合幹部を経て外相、副大統領を歴任した。野党候補は、ミランダ州のエンリケ・カプリレス・ラドンスキー知事。世論調査では、マドゥロ氏が少なくとも10%ポイントリードしている。
Image:
by andresAZP (a.andres)故チャベス氏の生誕地で超自然的現象を体験
マドゥロ氏は、チャベス氏から後継者に指名されており、今でも故チャベス氏から支えられていると信じているようだ。マドゥロ氏は、故チャベス氏の生誕地である内陸部のバリナス州を訪れ、超自然的現象を体験したという。
1匹の小鳥が飛んできて、3回くるりと回った。小鳥はさえずり始め、私もさえずった。私は偉大なチャベス氏の霊を感じたのです。あたかも私たちを祝福するかのように。
昨年10月の大統領選挙では、故チャベス氏は得票率55.1%で野党の統一候補だったカプリレス氏(同44.3%)を破った。

シュピーゲル誌(Spiegel Online)
http://www.spiegel.de/politik/