19歳から87歳まで686人
6月14日に行われるイラン大統領選挙に立候補の届け出を出したのは686人、そのうち女性は30人いる。最年少は19歳で最年長は87歳。
最終的な候補者は、最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師が任命した聖職者らによる護憲評議会の審査を経て、今月下旬に決定される。大半の候補者は失格となる見通し。2009年の大統領選では476人が立候補を届け出て、実際に選挙戦を戦ったのは4人だった。
Twitterより/Dr Saeed Jaliliマシャイ氏やジャリリ氏が届け出
3選禁止の憲法規定で選挙に出馬できないアフマディネジャド大統領は、腹心のエスファンディア・ラヒム・マシャイ前大統領府長官への全面支援を表明している。
大統領と同じ強硬保守派であるが、ハメネイ師に近いとされるグループからは、首都テヘランのガリバフ市長やベラヤティ元外相、ハダドアデル前国会議長の3人が届け出た。
穏健保守派ではイラン革命を指導したホメイニ師の弟子であるラフサンジャニ元大統領が立候補を届け出た。
ハメネイ師の忠実な信者である核開発問題の交渉責任者を務めるサイード・ ジャリリ国家安全保障最高評議会書記も出馬を届け出ており、強硬保守派内の票が分裂する可能性も指摘されている。
ソーシャルネットワークで選挙戦
イランはインターネット検閲が厳しい国の1つに数えられる。FacebookやTwitter、YouTube などは2009年以来ブロックされている。そういう状況の中で、ジャリリ氏は、選挙戦の手段としてTwitterなどのソーシャルネットワークを利用しているという。アカウントを開設してから数日間で、フォロワーは419人、すでに283回ツイートした。
ハメネイ師自身も、最近、ツイートしたり、Facebook、 Google+、 Instagram を利用しているという。

シュピーゲル誌(Spiegel Online)
http://www.spiegel.de/politik/ausland/899834シュピーゲル誌(Spiegel Online)
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