参議院議員選挙とネット選挙に関する意識調査
有権者に対する政治参画の利便性向上を目指して誕生した政治情報や選挙情報のプラットフォーム『政治山』は、ネット意識調査サービスを利用し、参院選の前後それぞれに参議院議員選挙とネット選挙に関する意識調査を実施した。
支持政党と参院選での比例区投票先について
支持政党なし 37.3%
自民党 30.2%
日本維新の会 7.9%
民主党 7.2%
共産党 6.4%
(第11回政治山 調査より)
となった。実際の投票政党は
自民党 27.3%
投票しなかった 23.1%
共産党 11.3%
日本維新の会 10.5%
みんなの党 10.1%
民主党 7.8%
(第11回政治山 調査より)
となり、支持政党がそのまま結果に反映されなかった。
参院選でのネット利用状況
投票先を決める際に最も利用したメディアは「インターネット関連」28.8%(前回42.2%)、「テレビ」24.3%、「新聞(紙)」23.3%となり、実際インターネットは使用されなかったという結果になった。
またそれを裏付けるものとして、参院選においてインターネットをどれ位利用したかの問いには72.5%が「選挙に関することには利用しなかった」と回答した。前回の調査ではネットメディアを「利用する」は74.4%だったことを踏まえると利用した人は激減したことになる。「利用しなかった」とした回答者を世代別に見てもほぼ均等に分かれ、世代間の差はほとんどなかった。
ネット選挙で、期待はずれだったことは何か?
「もともと期待していなかった」が48.7%を占め、20代から60歳以上までの5世代が、ほぼ均等に分布。メディアなどで大きく取り上げられた「ネット選挙解禁」だったが、政治家や政党と有権者の間に温度差があったようだ。
一方、51.3%は「ネット選挙解禁」に期待したものの、期待はずれだったことが伺える。その理由は、
インターネットで投票できなかった 22.1%
思ったより投票率が上がらなかった 18.2%
思ったよりサイトやサービスが盛り上がらなかった 18.1%
街宣車が減らなかった 8.8%
(第11回政治山 調査より)
など、期待派は従来の選挙からの変化に期待していたことがわかった。
有権者には思っていたよりも影響の少なかったネット選挙解禁。これからのネット選挙の普及に期待したい。
政治山「参議院議員選挙とネット選挙に関する意識調査2」
http://seijiyama.jp/research/investigation/