1位はデンマークとニュージーランド
世界各国の汚職実態を監視する非政府組織(NGO)である「トランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International)」が3日、世界177の国・地域の「腐敗認識指数」を発表した。
腐敗認識指数は、公共部門の汚職レベルを0(腐敗度が高い)から100(腐敗度が低い)までに指数化し、その度合いを国際比較し、国別にランキングしたものである。
腐敗度が最も低い国は、昨年に引き続きデンマークとニュージーランドで91ポイントだった。次いで3位は、フィンランドとスウェーデンで89ポイント、5位はノルウェーとシンガポールで86ポイント。
日本は前年の17位から後退し、18位(74)に。2011年は14位で、毎年順位を下げてきている。最下位は、前年同様8ポイントしかなかったアフガニスタンと北朝鮮とソマリアだった。
気になる隣国の結果はというと、香港15位(75)、台湾36位(61)、韓国46位(55)、中国80位(40)だった。177カ国中約3分の2が50ポイントに達しなかった。
腐敗認識指数とは
腐敗認識指数は、各国の公務員や政治家などに賄賂などの不正行為があったかどうかを調査し、ランク付したものである。この調査は、9つの独立した調査機関による調査やさまざまな世論調査に基づいている。
トランスペアレンシー・インターナショナルによると、各国のビジネスマンに「この1年間で賄賂を払ったことがあるか」や、企業に「公開された倫理基準があるか?」などの質問を行ったという。
トランスペアレンシー・インターナショナル「腐敗認識指数2013」
http://www.transparency.org/cpi2013/resultsNPO法人トランスペアレンシー・ジャパン プレスリリース
http://www.ti-j.org/cpi2013_release.pdf