細川元首相、出馬。正式表明は来週に
細川護熙元首相(75)が東京都知事選に立候補する意向を固めたことが10日、報じられた。脱原発を訴えている小泉純一郎元首相と週明けに会談し、来週中に最終決断をするという。
細川氏は「脱原発」を争点として前面に掲げる意向とみられる。民主党など野党内に支援の動きが出ているが、同氏は、立候補する場合は、特定の政党の推薦などを得ず、無所属で臨む方針だ。民主党は、細川氏に独自候補として出馬を打診したが、固辞されたことが報じられている。
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細川護煕「閑居に生きる」/by Amazon東京都知事選は、今月23日告示、2月9日投開票される。これまでに出馬表明をしているのは、共産党と社民党が推薦する日本弁護士連合会元会長の宇都宮健児氏、航空自衛隊の元航空幕僚長の田母神俊雄氏(両者とも無所属で立候補)、発明家のドクター・中松氏、元外交官の吉田重信氏、自営業の中川智晴氏、団体役員の五十嵐政一氏。
また、元厚生労働相の舛添要一氏も8日、無所属で出馬する意向を明らかにした。
細川氏の経歴
細川氏は、参院議員、熊本県知事を2期務めた後、日本新党を結成。1993年8月から94年4月まで日本新党や社会党、新生党、新党さきがけなど「非自民」8党派による連立政権の首相に就いた。98年に還暦を区切りに政界を引退し、陶芸家として活動している。
菅元首相が歓迎
細川氏の出馬意向を受けて、菅直人元首相は9日のブログで
自民党にとっては細川元総理の出馬が実現することは悪夢だろう。自民党が原発ゼロ候補に乗ることはできないからだ。また舛添氏も出馬に当たって原発政策をはっきりさせることを迫られる。
宇都宮さんは良質な候補者だが、社共の支持だけでは当選は難しい。細川さんが立候補を決めれば原発ゼロを求める都民は、当選可能な細川さん応援に集中すべきだ。細川さんであれば、たとえ舛添さんが出馬しても、十分当選できる可能性があるからだ。(菅直人オフィシャル・ブログより)
と書き込み、細川氏の立候補を歓迎した。
細川護熙 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/菅直人オフィシャル・ブログ
http://ameblo.jp/n-kan-blog/