大連立政権に厳しい評価
ドイツにおいて、キリスト教民主同盟・社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)による大連立政権が誕生してから4週間。国民の46%が新政権に対し「つまずきスタート」だと厳しい評価を下した。その理由は、絶えず起こる両党の衝突である。
その一方で34%は、「いいスタートを切った」と評価。だが、回答者の81%は「両党の衝突が終わることはないだろう」と思っていることが分かった。「衝突の原因を作っているのはどの政党か?」という質問には、28%がSPD、13%がCSUという結果だった。
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ドイツ政府ホームページ/Bundeskabinettより両党の間で意見の一致が見られないのは、とりわけ「移民政策」や「最低賃金」「年金制度の資金調達」についてである。この調査は、世論調査機関エムニドが行い、11日付のビルト紙日曜版(Bild am Sonntag)オンライン版に掲載された。
メルケル首相は好評価
連立政権への低評価とは反対に、アンゲラ・メルケル首相(CDU)への評価は好意的だった。回答者の62%がメルケル首相は、ジグマー・ガブリエル副首相(SPD)と比較して「いい仕事をしている」と回答。ガブリエル副首相のほうがいい仕事をしていると答えたのは13%だった。
政党への評価も、メルケル首相のCDUのほうが上で、35%がCDUを与党として信頼できると回答した。
ビルト紙日曜版:UMFRAGE Große Koalition mit Fehlstart
http://www.bild.de/politik/inland/34200728.bild.html