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【エルサルバドル】大統領選、与党FMLNの候補がリード 決選投票の可能性大

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【エルサルバドル】大統領選、与党FMLNの候補がリード 決選投票の可能性大

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与党の候補者はサルバドル・サンチェス・セレン副大統領
中央アメリカ中部に位置するラテンアメリカの国、エルサルバドルで2月2日、大統領選挙が行われる。

与党のファラブンド・マルティ民族解放戦線党(FMLN)からは、サルバドル・サンチェス・セレン副大統領が立候補。現段階では、大統領へ一番近い存在だ。中央アメリカ大学(UCA)による最新の世論調査によると、同氏は38.4%の支持率を得ている。

最大の対抗馬は、かつての与党である民族主義共和同盟(ARENA)のノルマン・キハノ候補である。同氏は2008年夏まで首都サンサルバドルの市長を務めていた。世論調査では33.4%の支持率を獲得。

第1回投票で50%を超える候補者が出ないとみられている。そうした場合、得票率1位と2位の間で、3月に決選投票が行われることになる。

エルサルバドル
Image:Salvador Sánchez Cerén(左)/by Cancillería Ecuador

左派政権継続か?
エルサルバドルでは内戦が1979~92年まで続き、国際連合の仲介で和平が実現した。元ゲリラ組織であったFMLNは合法政党として再出発。1994年の総選挙では、ARENAのカルデロン大統領が選出されたが、一方で、FMLNが第2党になった。

2009年3月の大統領選でFMLNのマウリシオ・フネス氏が勝利し、20年間続いた新自由主義路線の与党ARENAからの初の政権奪取を実現した。左傾化が進むラテンアメリカ諸国に新たな左派政権が誕生した。

FMLNは政権に就いて以来、農村部を含め、貧困や汚職、暴力などの問題を改善し、人々の生活条件をよくするために多大な努力をしてきた。それにより今日では、大部分を自給自足できるようになり、教育と訓練の機会が改善され、雇用機会も創出された。経済においても、緩やかな景気回復が期待され、国民から信頼と信用を構築されている。

今回の選挙では、初めて海外(米国やカナダ)からの投票も可能となる。選挙日には、不正などが行われないように、数多くの国際選挙監視団が現地入りするという。


外部リンク

Portal amerika21.de:Wahlkampf in El Salvador auf dem Höhepunkt
http://amerika21.de/2014/01/96250/el-salvador-wahlkampf
Amazon.co.jp : エルサルバドル に関連する商品
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