3党による連立政権誕生
チェコ下院(200議席)で18日、ソボトカ内閣に対する信任投票が行われ、賛成110票、反対38票で可決された。prag aktuellなど欧州メディアが18日、報じた。
これにより、ボフスラフ・ソボトカ氏率いる中道左派の社会民主党(CSSD)と富豪のアンドレイ・バビシュ氏が創設した新党「ANO2011」、キリスト教民主同盟・人民党(KDU-CSL)の3党による連立政権が誕生。昨年10月末の総選挙後、4カ月におよんだ政治混乱に終止符がうたれた。
反対票を投じたのは、前与党だった中道右派・市民民主党(ODS)と連立パートナーだったTOP09。第3党のボヘミア・モラビア共産党(KSCM)と日系のトミオ・オカムラ上院議員が設立した新党「Usvit(直接民主主義の夜明け)」は棄権した。
ゼマン大統領が承認
新政府は、成長と雇用に向けた経済政策、前政府が失敗した改革の修正、機能する国家作りに焦点を当て、取り組んでいきたい意向を示した。
ミロシュ・ゼマン大統領は、新政府の成功を祈る声明を発表。一方で、新政府が立てた計画に対し、いくつかの点が実行不可能であると批判した。ゼマン大統領は、チェコのユーロ圏加盟を支持し、保守系政府が90年代から実施しているような、経済的・政治的な実験を控えるよう促した。
prag aktuell:Regierung gewinnt Vertrauensabstimmung
http://www.prag-aktuell.cz/nachrichten/18022014-5375ボフスラフ・ソボトカ首相のホームページ
http://www.bohuslavsobotka.cz/