10代の政治への関心向上と発言の場を提供
Teens Opinionは4日、衆院選に向けた擬似投票サイト「Teens Opinion 2014」を公開したと発表した。Teens Opinionは、当時17歳の吉田拓巳さんが2年前に発案し、リリースされた10代のネット擬似選挙ウェブサイト。10代の政治への関心を高めるためと発言の場を提供することを目的に公開された。
今回、12月14日に予定されている第47回衆院選に向けて、『昨日の「どうして」より、明日の「どうやって」を、考えるために。』をコンセプトに、サイトのリニューアルが行われた。
「政策投票」やTwitterと連携した新機能を搭載
衆院解散後に、ネットで「どうして解散するんですか?」という、小学4年生の少年になりすまして作ったサイトが炎上。サイトを作ったのは「僕らの一歩が日本を変える。」というNPO団体の代表である青木大和さんであることが判明し、謝罪したことは記憶に新しい。
吉田さんは、このことで10代が政治について発言を遠慮するという傾向になることは避けたいという思いもあり、衆院選にあわせてサイトをリニューアルした。
「Teens Opinion 2014」では、支持政党を選択する「擬似選挙」以外にも主要論点に関する意見をyes/noで表明できる「政策投票」、Twitterと連携して自由に政治への思いを発信できる「10代の意見」などの機能が設置された。各機能は、6日から運営を開始。
10代が日本の未来を考えていける環境作りを
Teens Opinion は、2013年の参院選での活動が評価され2014年4月、一般社団法人日本広告業協会主催の第1回「広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞 -Innovative Communication Award-(ICA)」を受賞。
今後もTeens Opinion は、10代が大人とも広く意見交換し合いながら、これからの日本の未来について考えていける環境を作っていく構えだ。
(画像はプレスリリースより)
Teens Opinionのプレスリリース(ValuePress!)
http://www.value-press.com/pressrelease/134945「Teens Opinion 2014」
http://teensopinion.jp/