「OpenUMプロジェクト」のウエブサイトから、情報発信
「ユニバーサルメニュー(Universal Menu)」の普及を通して、自治体ウエブサイトに関する「利用者」「担当者」「Web制作者」の3者を結ぶ活動を行なう「OpenUMプロジェクト」は10月4日、公式ウェブサイトを立ち上げた。
このウェブサイトは、ユニバーサルメニューの良さをより多くの人たちに知ってもらうために、ユニバーサルメニューに関する資料を公開し、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス「表示継承の条件」下で自由に利用するために開設されたもの。ユニバーサルメニューのマニュアルやテンプレートを自由にダウンロードして利用することができる。
行政サービスの情報を、誰もが簡単に利用できるための取り組み
ユニバーサルメニューとは、“「私たちのコエ」で地域や社会をより良く変えてこう”をモットーに、社会的活動を行なっている「アスコエ」が提案している新しいメニュー体系。
国による言語の違い、年齢や障害の有無などにかかわらず、できるだけ多くの人が利用できるデザインの標準である「ユニバーサルデザイン」に対し、公的機関のウェブサイトのメニュー面、情報面での標準メニュー「ユニバーサルメニュー」を市民の手で作り出していこうという取組みだ。
各自治体が提供しているサービスは詳細内容では異なるものの、基本的なサービスの類型やメニューの見せ方・カテゴリー分けはどの自治体も共通化出来るはず
ということに気がついた「アスコエ」では、自治体サイトに共通化できる情報コンテンツやメニューを「ユニバーサルメニュー」に統一することで、もっと便利に公的機関のサービスを利用できるはずだと提唱している。
この度オープンされた「OpenUMプロジェクト」のウェブサイトは、三菱総合研究所 所員がアドバイザーとして参加し、Web関連企業を中心とした13社が共同で運営にあたる。
OpenUMプロジェクト