過去最悪の投票率
6月17日に実施された、フランス総選挙へ、投票しに行かなかった、フランス国民は、44.3%と過去最悪の不投票率となった。
若者層と労働者層の政治離れ
フランスの総選挙は、2回投票制となっており、2012年の1回目投票が42.8%、2回目が44.3%の不投票率となった。
フランスの調査会社、IPSOSの1988年からのデータによると、フランス総選挙の不投票率が、88年の30.1%、93年の32.5%、97年の29%、02年の39.7%、07年の40%、そして、12年の44.3%と悪化しつつある。
フランスの新聞社、Liberationによると、不投票の背景には、政治への不信認があるという。特に、若者層と労働者層は、政治に対して、あまり期待感がなく、投票所への足が、遠のく傾向にある。
その反対に、中所得者以上と年配者層は、政治に対し、熱心で、若者と労働者が投票に行かなくなった今、これらの層の声が、さらに反映されることとなる。
編集部 殿塚

IPSOS
44,3% d'abstention : record de la cinquième République pour un second tour de Législatives
http://www.ipsos.fr/ipsos-public-affairsLiberation
Et pourtant, l’abstention reste une menace pour la gauche
http://www.liberation.fr/politiques