独シュピーゲル誌の報道
ドイツでも1日午後9時に再稼働された大飯原発3号機原子炉のニュースを各メディアが取り上げた。シュピーゲル誌では、日本政府の原子力発電なしでは電力不足に陥るという見解を報道。
また、数千人の反再稼働デモグループが道路を車や鎖で封鎖し、大飯原発入り口前を占拠したことや数万人規模の抗議デモが総理官邸周辺で行われたことも報じた。
シュピーゲル誌によると、日本での抗議運動は、長い間主流メディアから無視されてきた。しかし、Twitterのようなソーシャルネットワークのおかげで、活動家は計画を準備することができたという見方もしていた。
ノーベル賞受賞者大江健三郎氏が脱原発を訴えたり、作曲家の坂本龍一氏が、大飯原発再稼働反対への曲を公開したことも報じた。
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jordi olaria jané大飯原発再稼働に対する意見
大飯原発再稼働の記事に対して、約500件のツイートが寄せられ、シュピーゲル誌オンライン版の討論フォルムにおいても、多くの意見が寄せられた。
karl-felixは、
私たちは、再稼働がうまくいくことを期待している。また大惨事が起こると、日本は破滅だろう。
no-panicは、
28日に福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの水の冷却装置の故障や福島県で線量急上昇のニュースがもたらされたなか、なぜ原発に反対するのか、日本の人は知っているはずだ。
Gustavscheは、
日本人は馬鹿ではない。原子力の利用が豊かさをもたらし、支払う代償はそれほど大きくない。
賛成派も反対派も、さまざまな意見を議論していた。

シュピーゲル誌(Spiegel Online)
http://www.spiegel.de/politik/ausland/841958.html