ネット利用先進地・韓国の歴史
民主党の藤末健三参院議員が執筆したコラムでは韓国が先進地として紹介されているが、その一方でネット利用が進んだことによる〝弊害〟もあると指摘している。
ネット選挙の申し子と藤末議員が表現するのは2002年の大統領選の盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補。既存のメディアに反旗を翻し、自発的なボランティア団体のサイトにあるネット放送局を積極的に活用したという。
この効果があり、韓国全体のサイトのアクセスランキングでも対立候補を大きく上回り、勝利に結びつけたと藤末議員は分析している。
ネット利用が進みすぎた弊害とは
しかしその一方で、既存メディアとインターネット新聞の衝突があり、2005年には公選法が改正され、「インターネット実名制」が導入されたというのだ。
この影響からか、2007年の大統領選は盛り上がりには欠けたとの声が多いという。
韓国では政治のネット利用では最も進んだ国といえたが、逆に従来の社会とのギャップが表面化して規制が強化されたと、藤末議員はまとめている。
民主党 藤末健三参院議員