寄付額増加を目指して導入
自分が生まれた土地など貢献したいと思う自治体に寄付をすると、一定額が所得税と住民税から控除される〝ふるさと納税〟制度が2008年から始まり、著名人が出身地に寄付した話題などが時折、マスコミに取り上げられる。
大阪市では利便性を向上させ、ふるさと納税の寄付額を増やそうと、2月1日からクレジットカードによるネット決済を導入した。
クレジット決済導入で重要文化財の早期改修実現を
大阪市の寄付に使えるのはVISA、MasterCard、JCBのマークが入ったカード。
ふるさと納税ではすでに京都市など近畿地方の4市町村や北海道小樽市が利用している、インターネット収納サービス「F-REGI(エフレジ)公金支払いサイト」を経由して受け付けるという仕組みだ。
大阪市は国内最古の洋風建築物の1つで国の重要文化財に指定されている「泉布観」の保存整備の早期実現を目指している。
市ではクレジット決済の導入で改修費用1億円を集めたい考えだ。
大阪市 ゆとりとみどり振興局のふるさと納税制度による寄附金の募集