朝までニコニコ生激論『ベーシック・インカム(キリッ』
先月20日に、ニコニコ動画のシステムを使って放送された生討論番組。深夜からの放送にも関わらず、思わず時間も忘れて見入ってしまった方も多かったのでは?
司会の東浩紀氏を中心に、「
ベーシック・インカム入門」の著者で知られる山森亮氏を講師に迎え、ライブドア事件で知らない人などいない堀江貴文氏や雨宮処凜氏、城繁幸氏、鈴木健氏、白田秀彰氏、濱野智史氏、小飼弾氏の8人で行われました。
3時間半にも及ぶ今回の討論のテーマは「ベーシック・インカム(BI)」で、討論は「ベーシック・インカムとはなんぞや?」というところから始まり、終盤に向かうにつれて、どんどんと加熱していきます。
ベーシック・インカムとは、つまり、最低限の生活を保障する金額を支給する政策のこと。事務手続きに多くのコストを費やさねばならない年金などの既存のシステムと違い、誰にでも一律というシンプル化された施策であるため、世界的な不景気に、この格差社会も相まって、近年注目が集まっています。
議論の注目度を表すかのように、討論終了後もまとめ動画が投稿されています。
議論はニコニコ動画の枠さえ越えて…
この番組が注目を集めているさなか、ツイッターにもこれに関するつぶやきが投稿されます。中には番組視聴者の感想だけでなく、出演者のものまでありました。
だめだ。しゃべらせてもらえない。
8:27 AM Feb 20th via web
今から、私の考えをながしますよ。
8:27 AM Feb 20th via web
という、つぶやきを皮切りに、
保守主義っぽい観点から BIを支持する。
8:28 AM Feb 20th via web
と、自分の意見をツイッターに投稿し始めたのは、白田秀彰氏。ベーシック・インカムを支持する理由を、市場主義的、自由主義的、文化保守的などの7つの種類に分けて続々と投稿。討論が終わり、一段落した頃には、2000近くのユーザーからフォローされていました。
フォロワーともうまく意見交換ができたようで、番組ではうまく発言できないシーンもあったようですが、司会の東浩紀氏のツイッターに「満足している」というコメントを寄せるなどしています。
ネットコンテンツも重要な政治材料になる時代
ニコニコ動画のような動画投稿サービスに、ツイッターというソーシャルネットワーキングサービス -- ネットコンテンツが、このように世間から注目を浴びる政治的な討論に利用されるのも普通の時代となりました。
討論には「振り込めない詐欺」の典型例として、ニコニコ動画職人の卓越した技術を取り上げるシーンもありましたが、ネットコンテンツが娯楽というだけで括られるのは、もはや過去の話なのかもしれません。

ニコニコ動画
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