新条例の可決
カナダのストラトフォード新聞によると、次回の地方自治体選挙と教育委員会選挙では、ストラトフォード市民は電話かインターネットのいずれかで投票することになるようだ。市議会が先週の定例議会で従来の紙での投票に変わる新たな投票方法を導入する条例を可決したのだ。
新しいシステムのメリット
条例可決に至るまでに議論がなかったわけではない。ポール・ニッケル議員は新しいシステムへの移行が望ましいものであるとして、どちらにするかを決定する前にまず両方のシステムを併用することを提案した。彼は市が運営する選挙会場が少なくて済めばコストが削減できるとの見解を示した。
現実には問題点も
一方で、市職員であるジョアン・トムソン氏は、選挙会場を2-3か所減らすことで削減できる施設賃貸料はごく最小限にとどまる一方で、一か所でも会場を設営するとなると全有権者分の投票用紙を用意する必要がある。また電話/インターネット投票の費用は約$90,000であるが、紙での投票に追加で$50-60,000が必要で、両方を併用する場合、今年は相当な追加コストがかかることになるとの見方を示した。
その他にも、書面での市民への新投票システムの説明と個人の暗証番号を郵送した上で、トラブルが発生した場合のコールセンターも市役所に設ける必要があると彼女は付け加えている。

Voting 21st-century style
http://www.stratfordgazette.com/news/article/86715