カナダのlfpress.comによると、オンタリオ州ロンドン市議会議員のナンシー・ブランスコム議員は、3月8日の市議会でロンドンの地方選挙でのオンライン投票導入を提案する。それが実現すればロンドン市民は次回の選挙ではコンピュータ画面の前で投票作業をすることになるだろう。
ブランスコム議員は「我々の生活の中で、インターネットは銀行取引から買い物に至るまで広く浸透している。今後も利用者は増加し、これを投票に利用するのは容易である」と考えている。
地方自治体で急速に進むネット選挙導入の動き
オンタリオ州の中でもマークハム市はインターネット投票を2003年に導入し、2006年にも実施している。ピーターボロー市も2006年に実施、ストラトフォード市議会は最近、次回選挙から電子投票を導入することを議決したところである。
ネット選挙によって何が変わるか
「インターネット投票により、投票率の改善と選挙費用の削減が可能になる」とデイブ・ハント議員はコメントした。また、トム・ゴスネル副市長も、ロンドンでもオンライン投票の可能性を検討すべきというブランスコム議員の意見に賛同し、「市民が市政に参加しやすくなることであれば何であれ検討して実行に移す価値がある。
他の自治体でどのようにインターネット投票を運営しているのかを調査するのは非常に興味深い」と述べている。

London council to discuss online election voting
http://www.lfpress.com/news/london/2010/03/07/13144021.html