初めての試み
政治団体である
日本歯科医師連盟は19日、臨時評議員会を開き、夏の参院選で
民主党から立候補予定(比例区)の女性歯科医師を支援することを決めた。従来は自民党候補を支持していたが、国政選挙での民主党候補支援は初めてになる。
政策を評価
自民党には各種の有力団体が支持をしているが、日歯連が方針転換したことは、他の団体にも影響を与える可能性もあり注目される。日歯連の堤会長は記者会見し、社会保障費の2200億円削減方針の撤廃や、診療報酬改定で歯科が医科を上回る改定率となったことなどの、鳩山政権の政策を高く評価した。
反対論もある
連盟では「推薦」とすることに反対論も根強くあり、結果として「支援」とすることになった。 「自主的に組織内候補を立てる選挙でない。あくまでも要請を受けた上での支援だ」と日歯連は述べているが、「支援する以上、勝てる戦略が必要だ」とも語っており、実質的な組織内候補との声もある。