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著作権保護に向けて -イギリスのDigital Economy 法案

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著作権保護に向けて -イギリスのDigital Economy 法案

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Digital Economy法案の下院通過
イギリスの下院は4月8日に賛成189対反対47の圧倒的賛成多数でDigital Economy 法案を通過させた。この法案によって、複数回にわたって違法なファイル共有を行った人物に対して、著作権保有者がインターネットサービスの停止を要求することができるようになる。
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この法案は上院での承認が必要となるが、元々上院で発議されたものであることを考えると、上院通過はほぼ間違いないと見られている。これは、欧州の主要各国政府が積極的に著作権保護に動き始めていることを示している。フランスでも昨年10月に同様の法案が通過している。

スリーストライク制度
この法案でいわゆるスリーストライク制度が採用されたことは、如何に行政やメディア関連企業が著作権保護を目指しているかを如実に表している。スリーストライクという用語は違法なファイル共有の疑いのある相手に複数回の警告を発することを意味している。

既定の回数の警告を受けてなお容疑者が警告を無視する場合は、インターネットサービスプロバイダにサービスの停止を要求することができるようになる。

各方面からの反応
この法案に対して、音楽業界、出版業界などからは歓迎の声が上がっているが、一方で権利公開を目指して活動するグループからは批判の声が出ている。

UK Musicの責任者であるFeargal Sharkey氏のコメント
UK Musicはデジタルエコノミー法案を歓迎する。法案が成立して終わりではない。本当の仕事はこれからである。合法的な方法で音楽ファンが気に入った音楽やその他の創作を楽しめるようにしなければならない。


出版協会の最高責任者であるSimon Juden氏のコメント
デジタルエコノミー法案に対する党派を超えた支持はこの問題がいかに重要であるかを表している。高品質のコンテンツは制作者の収益を維持するために保護される必要がある。出版社はデジタルコンテンツの配信への投資を増やしている。今回通過した法案はこの投資を保証するのに寄与であろう。


Open Rights Group(ORG)の責任者であるJim Killock氏のコメント
この法案は、全ての人々が持つコミュニケーションや労働や教育の権利に対する攻撃である。政治家たちは、自らが無能で全ての世代の価値観とずれていることをさらけだした。数千人のORGの活動家は総選挙の候補者の演説会場に乗り込んで候補者に回答を要求する。


外部リンク

U.K. embraces 'three strikes' for illegal file sharing
http://news.cnet.com/8301-31001_3-20002018-261.html

Creative industries, rights groups and lawyers react to digital economy bill
http://www.guardian.co.uk/technology/blog/2010/apr/08/digital-economy-bill-reactions

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